留学で感じた「英語を話せることよりも大切な事」

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留学中にも関わらず、留学ネタをあまり発信していませんでしたYukiです。今回は、どうしてもみなさんに共有したくなるほど、心を動かされることがあったので、記事にしてみました。留学をしてみたいけれど、英語力が心配で躊躇している方に届くといいなぁと思います。

きっかけは、1つの贈り物

変異種が見つかり、感染者も急増しているイギリスで、私は留学生活を送っています。外出すると罰金!みたいなものはないのですが、病院の状況や帰国の制限がでていることを踏まえて、ほとんどの時間を大学の寮で過ごすようにしています。外出する機会と言ったら、運動するか食事に必要なものを買いに行くかぐらいしかしていませんでした。自主軟禁生活。

 

そんなある日、大学からの通知が鳴りました。「あなたに荷物が届いたから回収しに来て。」と。自分に届いた荷物は、封筒等を除き自分で荷物センターに行く必要があるので、通知がくるようになっています。

 

実は、私の居場所(住所)を知っている人は本当に限られた人です。友達も多くない方ですし、まめではないので親しくしてもらっている方にすら伝えていません。義理堅くなくてすみません。身内にすら「送るのが大変だしお金もかかるので、気を遣わないでね。」と伝えてありました。Facebookかなんかで繋がっていれば、連絡は取れますし。

 

だから、すぐに取りに行って届いたことを知らせた方がいいものだなと思い、通知を受け取ってすぐに回収に向かいました。

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突然、日本人宣言する留学生の登場

荷物センターにつくと、大柄な男性スタッフが出迎えてくれました。学生カードを見せると、名前を確認してくれました。

 

どことなく、私の名前を読み上げるのが自然に感じたので、聞かれてないのに

「I'm Japanese.」と伝えました。いや、聞いてませんけど。

 

結構あるあるだと思うのですが、海外の方の名前を正確に読むって大変なんですよね。教科書に出てくるようなThe 海外ネーム(MikeとかJackとか?)だとパッと分かるんですけど、インドとかバングラディッシュの方の名前は難易度が高いような。中国の方も、イングリッシュネームじゃないオリジナルな名前は発音が難しい。しかも、授業で一緒になる確率が高いので、留学生の悩みの種の1つかと。

 

だから、私は人の名前を一生懸命覚えるようにしています。人間なのでもちろん忘れてしまうこともあるのですが、その時はうやむやにせず、何回も聞くようにしています。海外の方にとって日本の名前ってなじみがないと思うし、それでも覚えてくれるのは嬉しいですよね。私もそうありたいなと思っているので。

 

そういう意味で名前に敏感だったので、何か日本にルーツがある人かなと思い、会話のきっかになるかも知れないと思ったので伝えてみました。

 

彼が読んでいた、1冊の本

突如日本人宣言した謎の日本人に奇跡が起きました。何と、その男性は「こんにちは。」と日本語で返してくれたんです。

 

え、何で日本語話せるの?と聞こうとするや否や、空手に近いマーシャルアーツを習っていることや、そのルーツになっている日本や中国の思想を学んでいることを教えてくれました。

 

一度私の荷物を確認しに倉庫に行き、荷物とともに手に持っていたのがこちら。

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バイオハザードに出てくるマーク??と一瞬思ったけれど(関係者の方すみません。)、目に飛び込んできたのは「HAGAKURE」という言葉。そこからも、どうして自分がこの本を読むに至ったのかについて教えてくれました。

ご存じの方が大半かと思いますが、葉隠は藩士である山本常朝が、武士として藩士に伝える際の心得をまとめたものです。その意味には今回言及しませんが、「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」という一説が有名な書です。

葉隠 - Wikipedia

同じく荷物を受け取りに来ていた方が、中国の方だったということもあり、その方も含めて話が広がりました。ずっと(自主的に)引きこもっていましたが、誰かと会話ができた(!)上に、日本人であることを誇りに思えるようなできごとに出会えて、もうちょっと頑張ろう!と思えるような出来事でした。

実は、贈り物の送り主は・・・

ちなみに、その奇跡を引き起こした荷物の送り主は、私の前職(小学校の先生)に関係する方でした。

もともと小学校で先生をしていたので、「もし、かつて担任をしていた子供たちに何か伝えるとしたら?」という視点で留学中に発信したいと思っていました。だから、その方には、このエピソードをまるっと伝え、何かのきっかけで子どもたちに届いたらいいなと思います。

担任をしていた子供たちに何かを伝えるとしたら?

ということで、このエピソードを伝える機会がもしあったとしたら、最後にこうやって締めくくろうと思います。

 

日本を離れて何かをしたいと思った時、「英語ができないから・・・。」と躊躇してしまうことがあるかも知れません。もし、英語ではなくて中国語やクメール語を使う必要があると分かったら、なおさら諦めたくなるかも知れません。

 

もちろん、言語でスムーズにやり取りできるにこしたことはありません!もしあなたが留学したとしたら、言語が理解できないと授業の理解もままならないし、ディスカッションに上手く参加できないでしょう。働くとなったら、授業以上に言語のやりとりが重要になることは言うまでもありません。(ちなみに、私の前に荷物を回収して他の学生は、その方と爆速で話していました。それを聞いて「おぉ。」と心の中でダメージを受けていたのは、間違えありません。)

 

でも、コミュニケーションの取り方は人それぞれだし、発音だって人によって違います。よく日本人はRとLの発音の区別がついていないと言われますが、Rをめっちゃ巻いて発音する方も一定数います。イギリスの方っぽいな!と思う瞬間や中国にルーツがありそうだなという瞬間も多いです。

 

日本語を学んでいる海外の方と話すときを想像してみてください。たどたどしくても、じっくり耳を傾け、必要な言葉を補いながら、想像して聞きますよね?時には自分から質問をすることで、その人の言いたいことを明確にしますよね?それでも伝わりずらかったら、ジェスチャーを駆使することもあるでしょう。

 

その人と話したくなるかどうかは、内容が重要です。それは特別なことを披露するということではなくて、自分の考え・人生について伝えればいいんです。どんなものが好きなのか、何をしてきたのか、日本は自分の国と比べて何が違うのか。はじめは文章にできなくても、単語だって大丈夫。

 

ぜひ、海外にルーツがある音楽・映画・本・Youtube・料理等、自分のいいなと思うものを見つけてください。それを見せながら、ぜひコミュニケーションを楽しむところからはじめて見てください。

 

 

www.takamaru.tokyo